するっと抹茶 効果

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低分子水溶性食物繊維ガラクトマンナンの細菌による資化性と効果

分子量2000〜100000の多糖類:イヌリン、ガラクトマンナン

前回の記事では水溶性食物繊維などは善玉菌によって短鎖脂肪酸が産生されにくく大腸内でHイオンが過剰に放出されるため硫化水素産生菌に代謝されやすいということでしたね。そのため人によってはドブ臭のするヘドロ物質が生じることもあります。そこでこのような悪玉菌に多糖類を奪われる前に短鎖脂肪酸の産生スピードがより速い多糖類の摂取が必要だということでしたよね?

 

オリゴ糖と水溶性食物繊維の中間の性質を持つガラクトマンナン

水溶性食物繊維よりさらに短鎖脂肪酸の産生スピードが速くかつ産生量が高い多糖類はガラクトマンナンやイヌリンなどの多糖類です。
ここでは短鎖脂肪酸の産生量が高いガラクトマンについて解説していきたいと思います。

 

細菌の糖類利用には法則があるということを腸内環境を改善するビフィズス菌の増殖因子で既に解説していますが、まず、大腸に糖類が届くと最も低分子の糖類をエサに増えていきます

 

単糖類(グルコース、ガラクトースなど:大腸に届かない)
   ↓↓↓
低分子多糖類(オリゴ糖:ほぼ大腸に届く)
   ↓↓↓
低分子水溶性食物繊維(イヌリン、ガラクトマンナン、ペクチン、死滅した乳酸菌の細胞壁など:大腸に届く)
   ↓↓↓
水溶性食物繊維(難消化性デキストリン、ヘミセルロース、デンプンも含む:大腸に届く)
   ↓↓↓
不溶性食物繊維(セルロース、リグニン(リグニンは全く利用されない):全て大腸に届く)

 

便中にオリゴ糖が無ければその次に大きいガラクトマンナンなどの低分子の水溶性食物繊維を利用します。

 

短鎖脂肪酸(特に酪酸ね)の産生スピード、産生量が格段に高いガラクトマンナンの摂取で悪玉菌を抑制

ガラクトマンナンはマンノースとガラクトースという2種の単糖が多数結合した多糖類です。
よって細菌に最終的にはガラクトースとマンノースに分解され短鎖脂肪酸を産生します。
主に酪酸を産生する菌がガラクトマンナン分解酵素を持っているのでとくに酪酸の産生率が高いのです。

 

ただし産生率が高いと言ってもオリゴ糖には負けます。ですがガラクトマンナンの最大のメリットはオリゴ糖よりも長く穏やかに短鎖脂肪酸が産生され続けることにあります。オリゴ糖は短鎖脂肪酸に変換されるスピードが速いので持続力はありません。

 

ガラクトマンナンとオリゴ糖を合わせて摂取すると・・・・?!

オリゴ糖は初期において短鎖脂肪酸がどんどん産生されるのでその後の腸内環境を良い方向へ導く醗酵のスターターでもあります。
また初期に善玉菌をグンと増やしてくれる優れもの。
ですが変換された短鎖脂肪酸は大腸に吸収されていくので、エサが便中から無くなってしまうと次第にアルカリに傾き悪玉菌が徐々に増えていきます。

 

そこでオリゴ糖以外にもガラクトマンナンといった水溶性食物繊維などを合わせて摂取していくことで、オリゴ糖によって増えた善玉菌が優先してこれら水溶性食物繊維などから継続して短鎖脂肪酸を産生し悪玉菌を抑制し続けることが出来るというわけです。

 

このような摂取方法はとくに腸が長い人や便秘が3日以上と長い人にはとても有利な方法です。

 

水溶性食物繊維と違い下痢を起こしにくく、ミネラルを可溶化し吸収を促進

通常、水溶性食物繊維は「浸透圧」と呼ばれる作用によって下痢を起こしやすいのですが、ガラクトマンナンなどの低分子水溶性食物繊維は大腸に到達すると短鎖脂肪酸に変換され大腸に吸収されるようになるので下痢が起きにくいことが特徴です。

 

またこのような特性により、水溶性食物繊維はミネラルを吸収するためミネラル欠乏に陥りがちですが、ガラクトマンナンは短鎖脂肪酸に変換されるので逆にミネラルを可溶化し吸収を促進します。

 

短鎖脂肪酸が産生されると大きな効果が期待できる

短鎖脂肪酸が産生されると悪玉菌を抑制できることはもちろんですが他にもたくさんの効果が見込めます。

 

腸内菌が産生する短鎖脂肪酸の主な効果:

  • 大腸の上皮細胞から分泌されるヌルヌル粘膜、糖鎖の分泌を促進し便通を促す。バリアの役目もある
  • 有害物質と化学反応を起こすことで無害化
  • 発ガン予防:腸内を酸性にすることで発がん物質である二次胆汁酸の産生を抑制
  • 酪酸は大腸がん細胞の増殖を抑える
  • 便中を酸性にすることで便の硬化を防ぐ
  • 大腸の血流を促進
  • ミネラルを有機化させ吸収を促進
  • 大腸の細胞の原料となる(痛いんだ腸壁の回復を促進)
  • 大腸の上皮細胞の主要なエネルギー源となり養分吸収を促す
  • 便中の浸透圧を高め一定の水分率を維持する(硬くなり過ぎない)
  • 腸が短鎖脂肪酸の濃度を感知し食べ物の逆流を防ぐ
  • 結腸に直接作用し収縮させる(マウスの試験では)
  • GPR43を活性化させ食べても太りにくくなる
  • 短鎖脂肪酸受容体に作用して脂肪細胞へのエネルギーの取り込みを抑える
  • 酪酸には過剰な免疫反応を抑える Treg細胞という免疫細胞を増やす
  • 腸内を酸性にすることで悪玉菌が産生する酵素の活性を低下
  • 短鎖脂肪酸の末端にあるHイオンが血中に溶け込み活性酸素を除去(マウスの試験では)

 

ガラクトマンナンとオリゴ糖、桑の葉粉末を配合した便秘茶「するっと抹茶」のメリット、デメリットついて

ガラクトマンナンを配合している便秘茶にはブロガーさんがよく紹介されているするっと抹茶というのがあります。
ここからはするっと抹茶の利点欠点を挙げていきたいと思います。

 

するっと抹茶はガラクトマンとオリゴ糖、桑葉末を配合した便秘茶です。
便秘茶と言えばキャンドルブッシュなどの副作用のあるハーブを配合している物がほとんど。
添加物も一切含まれていないので安心して飲める便秘茶はするっと抹茶だけかもしれません。
味は抹茶飴を溶かしたような品のある風味。
そんなするっと抹茶のデメリットを挙げていきたいと思います。

 

するっと抹茶のみを飲むと数か月太る傾向にある


ガラクトマンナンは穏やかに短鎖脂肪酸を産生すると前述しましたが、じつは短鎖脂肪酸をダラダラと腸内で産生させるとかえって太ってしまうのです。
というのも大腸には細菌が産生する短鎖脂肪酸の量を感知して身体の脂肪の増減コントロールするシステムがあるのです。(いわゆる恒常性機能のこと)
大腸は腸内菌が産生する短鎖脂肪酸の産生量が少ないときは「脂肪を効率よく作らないといけない」と判断し、逆に短鎖脂肪酸が多く発生しているときは「脂肪の生産を抑制するためGPR43を活性化させなければ」と脂肪の燃焼を促したり抑制したりするのです。

 

便秘の人がよくダイエットに失敗する原因は悪玉菌が増え短鎖脂肪酸が上手く作れないからなのです。
ところが炭水化物(脂肪じゃなく)をめちゃくちゃたくさん食べる人は意外にも痩せている人が多いけど、これは大腸に多糖類が多量に届くことで短鎖脂肪酸が過剰に生産され脂肪の燃焼と抑制が体内で働いているからかもしれません。
(リバウンドを抑制するダイエット法は只今検証中です)

 

するっと抹茶に含まれた桑葉末について

するっと抹茶に含まれた桑葉末は糖分を吸着し大腸に届け善玉菌を増やす効果が微量ながらあります。
ところが桑葉末の細胞壁が強固な難分解性のセルロースで覆われているので大腸にそのまま届いてしまい便臭がひどくなることがあります(悪玉菌が増えることがあります)対策はするっと抹茶を溶かす際、熱湯を使い10分放置した後に飲むと良いです。
細胞壁は50℃以上のお湯でも長時間放置すれば破壊されますが、熱湯だと10分で破壊されます。(セルロースそのものが分解するわけではない)
ガラクトマンナンやオリゴ糖は熱湯でも変化はしません。

 

するっと抹茶のガラクトマンナンはオリゴ糖に比べると腸内善玉菌に長く穏やかにエネルギーを供給することが出来ます。

 

ガラクトマンナンが長く穏やかに代謝されることは前述しましたがこの利点がどう影響するのかというと
大腸の長さは人によって様々です。短い人と長い人の差は約1mも違うと言われています。


これは大腸内の便にしてみれば相当な長距離です。
ほぼ便が出来上がっている下行結腸付近での便の移動速度は相当遅く、たとえば大腸が50cm長い人になると直腸に便が到達するまでに、だいたい通常より2〜5時間ほども長くかかってしまうのです。
この間に、便は大腸からどんどん水分を奪われて、便は硬くなってしまって、ますます移動速度は遅くなっていきます。
さらに、移動速度が遅くなって、便の停滞時間が長くなってしまうと善玉菌のエネルギーである多糖類が無くなり短鎖脂肪酸が産生されなくなります。そうすると便はアルカリ性に傾き悪玉菌がどんどん増えていきます(有害物質の発生です)
こうなると、有害物質を発生するカチンコチンの硬い便となってしまいます。

 

そこで比較的、長期的に善玉菌にエネルギーを供給できる多糖類や 有害物質を有益な物質に作り替える多糖類が便の中に豊富にあれば、長い間、便が腸内に留まってしまった場合でも、悪玉菌を長期的に抑制できます。

 

このような、大事な役を担うのがガラクトマンナンのような水溶性食物繊維です。

 

水溶性食物繊維の効果は、あくまで腸内に善玉菌が増えてから発揮するもの!

 

ただ、上記で解説してきた効果を水溶性食物繊維に最大に発揮して貰うためには、

 

このページでもちょこちょこ触れているように、「初めに善玉菌を増やし、その上で、水溶性食物繊維を摂りいれる」ことが大事です。

 

水溶性食物繊維の重要な役目は「便の物理性を改善」することですが、

 

実は「善玉菌を増やすことさえできれば、水溶性食物繊維以上に便の物理性を改善する」ことができるのです。

 

実は、便のボリュームや柔らかさは水溶性食物繊維だけじゃなく善玉菌が作る「菌体繊維質」が大きな貢献を果たしているんです。

 

よくよく考えるとこれって当たり前のことですよね。

 

なぜって、便の半分は菌体で出来ていますから・・・。
いよいよ最後です。次のページは、実は私たちの普段のありとあらゆる食事に含まれているものです。

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