カイテキオリゴ はぐくみオリゴ 比較 便秘

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カイテキオリゴとはぐくみオリゴの比較試験の結果・・・


前回の記事では仮説だけで終わってしまいましたが、ここでは実際に試し、カイテキオリゴとはぐくみオリゴを摂取後どのような変化があったか?という結論から「腸内でどのように細菌叢が変化しているのか?」を推測してみたいと思います。
まだ、オリゴ糖の性質と細菌の利用性の法則を知らないという方はチンプンカンプンになってしまうと思いますので出来れば、オリゴ糖の種類とそれを利用できる善玉菌の種類カイテキオリゴとはぐくみオリゴをオリゴ糖の性質から仮説→検証をご覧いただければと思います。

 

カイテキオリゴとはぐくみオリゴに配合されたオリゴ糖の種類

 


カイテキオリゴを構成している糖類:

  • ラフィノース:構成糖はグルコース、ガラクトース、フラクトースの三糖
  • ミルクオリゴ(ラクチュロース)構成糖はガラクトース、フルクトースの二糖
  • 乳糖(ラクトース):構成糖はグルコース、ガラクトースの二糖
  • フラクトオリゴ(ケストース、ニストース、フラクトシルニストースから構成:構成糖はグルコース、フルクトース+フルクトースが1個でケストース、2つでニストース、3つ結合フラクトシルニストース。これら3つのオリゴ糖から構成)
  • イソマルトオリゴ:構成糖はグルコース、ソルビトール、マンノースの三糖
  • 環状オリゴ(α-シクロデキストリン):グルコースが環状に結合:酵素は作用しにくい
  • 難消化性デキストリン:グルコースの重合体、長く穏やかにビフィズス菌に利用される
  • アカシア食物繊維:難消化性より分子量が大きいのでさらにゆっくりと分解利用される
  • ショ糖(ラフィノース生成由来のスクロース):大腸に届かないので無視

 


はぐくみオリゴを構成している糖類:

  • ガラクトオリゴ:構成糖はグルコース、ガラクトースで構成された乳糖+ガラクトースの三糖
  • キシロオリゴ:キシロース2〜7個結合。ビフィズス菌の資化性は低いが大腸に届く
  • ラフィノース:構成糖はグルコース、ガラクトース、フラクトースの三糖
  • フラクトオリゴ:構成糖はグルコース、フルクトース+フルクトースが1個でケストース、2つでニストース、3つ結合フラクトシルニストース)
  • 乳果オリゴ:乳糖にフラクトース1個結合した三糖

カイテキオリゴとはぐくみオリゴの摂取後の便性の変化を比較

 

私の場合、カイテキオリゴのメーカー推奨量1日1回5gだと、乳酸が産生されてこず足りないと判断したため、ここ1年はカイテキオリゴ3g+乳糖5〜10gを1日3回食後に摂取するようにしていたため、カイテキオリゴの試験は「乳糖を摂取していない場合」と「乳糖を合わせて摂取した場合」の2通りの試験結果を記載することにしました。

 

試験中の食事の内容について

試験中というよりここ1年ほどの食事内容ですが、生野菜はトマトやキュウリぐらいしか食べず「オリゴ糖の含量を高めるため」にほとんど煮るか温野菜などして食べております。また肉や魚はほぼ毎日150gぐらいは食べていると思います。
ご飯は基本的にオートミールに置き換え、たまに食べるぐらいです。
(リバウンドしないダイエット試験のためここ1年ぐらいこんな食事なのです。申し訳ない)
このような食事内容をした上での比較試験だということをご了承くださいね。

 

カイテキオリゴを試した時の便の変化:(3年前程の試験です)

カイテキオリゴをメーカーの推奨量1日5g摂取:

カイテキオリゴ摂取後1〜3日目:数時間後、いきなり緩めの便が出る!若干黒っぽい便が初めに出る(ご了承くださいw)

解説:緩めの便が頻繁に出るのはオリゴ糖の浸透圧によるものだと思います。便秘が改善したわけではありません。

カイテキオリゴ摂取後3〜7日目:オナラがやたら頻発する。再び便秘に戻る

解説:ビフィズス菌が増えやすいオリゴ糖は必然的にその時の最優勢菌のガス産生菌バクテロイデスのエサにもなるから。バクテロイデスが増えると有益物質の短鎖脂肪酸も作られますが、便中の水分吸収も促進されてしまうので再び便秘が再発すると思われます。

カイテキオリゴ摂取後7〜15日目:便色が若干、黄色っぽくなるがまだ硬い。ガスが溜まりお腹が若干張って不快な感じ

解説:バクテロイデスがガスを産生しつつ短鎖脂肪酸を作るから。依然とバクテロイデスが優勢状態。ビフィズス菌がなかなか増えず乳酸があまり作られてこないせいか便はまだ硬く、便色は若干良くなったものの茶色。

カイテキオリゴ摂取後15〜25日目:便色は時々黄色っぽいのが出るが、始めに出てくるのは黒っぽい感じ。お腹の張りは若干マシに。
便色が黄色いときは便が柔らかいけど、始めに出てくるのは硬い便。5日程度の便秘が4日に1回ぐらいに。便臭は以前と比較しかなりマシに。
カイテキオリゴ摂取後30日以後:15〜25日目とあまり変わりはない。便秘は若干良くなったように思う

それ以後カイテキオリゴ単体ではほとんど変わらず・・・。

 

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この間に腸内リセットやらするっと抹茶やらなんやらかんやら試す。結果、カイテキオリゴを使った腸内リセット3回目実施後、傷んだS状結腸の粘膜が回復したのか分からないけど便秘が3日に1回程度に改善。
ちなみにするっと抹茶を飲むと悪臭便に悩まされる結果となりました。(桑葉が大腸に届くせいだと思う)

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はぐくみオリゴを試した時の便の変化:(1年半ほど前の試験です)

はぐくみオリゴ摂取後:1〜10日目:カイテキオリゴの時より下痢らしい下痢が続く。便色は出ているときは良いが基本的に変化なし

解説:三糖以上の難消化性オリゴ糖ばかりだとこうなる。ちなみにこの間は便臭もカイテキオリゴに比べるとひどい臭いだった。

はぐくみオリゴ摂取後10日目〜20日目:排便がピタッと止まる。便が凝固するようになる

解説:後々に便が凝固するのは有益な物質のはずの短鎖脂肪酸が大腸の水分吸収を促しているせいだと分かる。短鎖脂肪酸に裏切られるw。

はぐくみオリゴ摂取後30日目以降:再び便秘が4,5日に1回となることが多くなった。が、多めに飲むと下痢として出る

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と、このようにはぐくみオリゴは「良く出る!」と喜んだのも束の間、再び便秘が元に戻る結果となったのでした。

 

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この間に短鎖脂肪酸のうち乳酸だけが大腸に留まり、悪玉菌を抑制し便を柔らかく出来る物質だという偉大な結論に気づく ヾ( ̄∇ ̄=ノ

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これまで培ってきた知識をまとめ体系化し、S状結腸の蠕動運動低下が短鎖脂肪酸の産生量の不足であることが分かる。
しかし短鎖脂肪酸だけを産生させると便がガチガチに硬くなるので、pH5.5になるだけの乳酸の産生量が必要だという結論に至る。

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乳酸産生割合の高い乳糖などを摂取するが、酪酸臭がするようになる。

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腸内のビフィズス菌の種類が少ないからではと考え、再びカイテキオリゴの資化性に目を向け試験実施。

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カイテキオリゴを1日食事ごとに10g以上摂取した結果:便秘が解消されないのはケチっていたからだということが判明

とこのような経緯を辿って、最終的に「1日5g程度では乳酸の蓄積量が全然足りない」ということが判明し再びカイテキオリゴに目を向け再試験。
カイテキオリゴを1日3回、1回当たり10g摂取することにしてみたのです。
カイテキオリゴはちょっと高いのでケチりすぎたことが原因?(_ _|||)ケチナンデス

 

 

カイテキオリゴ10gをいきなり1日3回食後に摂取:

カイテキオリゴ+乳糖摂取後1日目:激しい下痢が・・・

いきなりオリゴ糖を多量にとると当然そうなるわ・・・

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仕切り直し。カイテキオリゴだけを1日1回5g摂取。これを1週間継続。後に多めに飲んでも下痢しないように下準備する

解説:下痢しないようにとりあえずカイテキオリゴを1日1回5g1週間継続摂取。
この間はおならが頻発。

再びカイテキオリゴ10gに挑戦:いきなり排便が起きる。便色は黄色っぽい。お腹が張る

解説:再び、カイテキオリゴを1回当たり10gこれを1日3回の食後に飲む。乳酸が多く産生されるようになったためかこの時の便色は黄土色。でもお腹が張るのでバクテロイデスがまだオリゴ糖をエサに増えているんだと判断し乳酸をもっと増やすために次回からカイテキオリゴを15gに増量。

 

カイテキオリゴ15gに増量。2日間行う:今まで見たこともないぐらい便色が赤ちゃん並みの黄色に!(もしかして若返る?)
もうこの頃から便は全く硬くならず、お腹の張りが全く無くなりました。「インドール産生性バクテロイデスは低pHで酵素が非活性になるから?」

 

カイテキオリゴを5gに減量。1日3回摂取。20日目ぐらい行う:減量しても便色の黄色をキープできた。

解説:2日間カイテキオリゴを15gにし乳酸が一気に作られバクテロイデスが抑制されたせいか、カイテキオリゴを1回あたり5gに減らしても便色は黄色のまま。ただ食事の内容によっては便色が悪くなることもあったので、その時は10g増量。ポイントは3,4日間隔の排便でも便色をキープすること。

 

S状結腸の弛緩が治ったのか?分かりませんが1か月後にほぼ毎日便が出るようになったのです!(>ω<。)ここ最近の話。
今までは朝一に冷たい水を飲んでも、朝、食事をしても全く出なかったのですが、朝起きて20分以内に水を飲み、一口食べるだけで出るようになったのです。

 

その後はカイテキオリゴを使わず安価な乳糖5gを1日2,3回摂取するだけ

便秘が改善されたためかその後は楽天などで格安で手に入る乳糖(1kg3000円)だけでも便色を黄色にキープできるようになりました。
しかも肌質も肌色もかなり良くなってきたような気がします。

 

 

 

カイテキオリゴとはぐくみオリゴのメリット、デメリット

 

はぐくみオリゴ

はぐくみオリゴのオリゴ糖の組み合わせを見てみると、、「大腸に届きさえすれば良い結果が出る」と考えているのか分かりませんが、全て三糖以上のオリゴ糖ばかりを配合している・・・・。偏りすぎなのでは?と思うのですが。

 

はぐくみオリゴのメリット:

ですが、はぐくみオリゴはカイテキオリゴよりガスが産生されにくい、大腸に確実に届く、大腸内に届いても比較的穏やかに分解され長持ちする、といった利点があります。
そのためカイテキオリゴと同量摂取しても腹部膨満などの不快感があまり感じられませんでした。

 

はぐくみオリゴのデメリット:
  • 一方、欠点はというとカイテキオリゴよりもビフィズス菌が増えるスピードが遅いため、効率よく変換されるようになるまで時間がかかりそのため下痢しやすい性質があります。
  • また乳酸の産生率もカイテキオリゴより低いため、腸内がビフィズス菌優勢になるまでに時間が掛かる、といったデメリットがあります。
  • 下痢が長期間続き止まった後、短鎖脂肪酸がダラダラと産生され、乳酸の蓄積量が少ないため便が硬くなる期間が長くなる傾向がある。
  • もう一つ欠点を挙げるなら、はぐくみオリゴはオリゴ糖しか配合されていないので大腸の最奥であるS状結腸に到達した頃には分解され尽くし、悪玉菌が増えやすいのかな?と考えております。

この点については、はぐくみオリゴを摂取しpH5.5以下になるだけの乳酸が産生されれば、他の食べ物に含まれた多糖類が腐敗に傾かなくなるので大腸の最奥でも短鎖脂肪酸が産生されるようになると思います。がそもそも乳酸がたくさん産生されるようになるまでに時間が掛かるかも。

 

 

カイテキオリゴ

 


一方、カイテキオリゴの半分は乳酸産生率の高いオリゴ糖と大腸に届きやすくビフィズス菌が増えやすいオリゴ糖といったバランス配分が良い多糖類が含まれています。

カイテキオリゴのメリット:
  • 大腸の最奥である悪玉菌がもっとも増えやすいS状結腸付近でも持続してビフィズス菌をゆっくり増やす難消化性デキストリンも配合しています。
  • ビフィズス菌を増やすスピードも速く乳酸の産生率が高いため難消化性デキストリンからじわじわと短鎖脂肪酸が産生されるのではないか?と思います。
  • 下痢は3〜5日程で止まります。

 

カイテキオリゴのデメリット:
  • デメリットは細菌による代謝が著しいので、摂取し始めの1週間は最優勢菌であるバクテロイデスも増えガスによる腹部膨満といった不快感を生じることです。
  • ですが10日間ほど摂取していくと、乳酸の蓄積量が多くなるためか、最終的にははぐくみオリゴよりもガスの産生が低くなります。(はぐくみオリゴはガスの産生は少ないけどカイテキオリゴよりもダラダラと続く傾向があります)
  • 摂取し始めの1週間は最優勢菌であるバクテロイデスも増え短鎖脂肪酸の産生も著しいので、3〜5日の下痢の後に出る便は硬化しやすい。10日目頃から乳酸の蓄積量が多くなり柔くなる傾向がある。

 

新しくなったカイテキオリゴは腸内環境だけでなく便秘解消にもかなり考えつくされた設計となっています


じつはカイテキオリゴは1年ほど前に新しく設計されたのですが、これがかなり考えられた設計となっています。
カイテキオリゴを構成している多糖類はこの8つでしたが、これらは次のように作用するのではないかと考えられます。

 

カイテキオリゴが大腸に届くと次のようなことが腸内で起きるのではないかと考えています:

  1. はじめに最も代謝されやすい3つのオリゴ糖、乳糖>ミルクオリゴ>ラフィノース からビフィズス菌が増え乳酸を多量に生成。
  2. pHが低下し悪玉菌が増えなくなる。
  3. 乳酸と環状オリゴ、難消化性デキストリンの浸透圧によって便の水分も維持され移動速度が速くなる。
  4. 次にフラクトオリゴやイソマルト、ラフィノースの一部から乳酸や短鎖脂肪酸がジワジワと産生される。さらにpHが低下。
  5. S状結腸に到達した頃にはほぼすべてのオリゴ糖は乳酸と短鎖脂肪酸に変換され、乳酸のみが蓄積。
  6. S状結腸では、最も難分解性の難消化性デキストリン、環状オリゴ、アカシア食物繊維、フラクトオリゴの一部(フラクトシルニストース)から短鎖脂肪酸が産生。
  7. 通常だとS状結腸で短鎖脂肪酸が作られても便の水分率が低下するので大腸は短鎖脂肪酸の吸収が出来ませんが、乳酸が多量に蓄積した時は便の水分率が高いため吸収できる。
  8. S状結腸が短鎖脂肪酸を吸収し、バリア役を果たす粘膜の分泌を促進。(短鎖脂肪酸の粘液分泌促進作用は局所的に働きます。)
  9. S状結腸が有害物質から汚染されなくなり徐々に回復。
  10. S状結腸の蠕動運動復活!