ガクラクトオリゴ 効果

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牛乳に乳酸菌を接種し、醗酵を十分に行った酸乳中には、β-galactosidase(酵素の一種)の働きによって、
ガラクトオリゴ糖と呼ばれるガラクトシル転移オリゴ糖が存在します。
ガラクトオリゴ糖の中でも6’-ガラクトシルラクトース(Gal β 1-6 Gal β 1-4 Gluc)は人乳や牛の初乳にも含まれています。

 

この人乳中に含まれるガラクトオリゴ糖と同一の構造をもつオリゴ糖を、乳糖にカビなどの β-galactosidase を作用させて、
工業的に量産化する方法が一般的です。

 

三橋ら(1983)はこの方法で得られたgalactosy1 lactose (GL)を

  • 市販育児用調整粉乳に添加して乳児を哺育し(GL区)、
  • 母乳栄養児(BM区)、
  • 市販育児用調整粉乳哺育児(NEO区)

とともに、それぞれの糞便内菌叢の検索、便性の変化などを検討しました。

 

そして、その結果・・・。

 

GL区の便性はBM区の便性に近似する傾向を示し、菌叢は総じてBM区に近似していたという。
また、ビフィズス菌の総菌数に対する構成比では、BM≫GL≫NEOであり、
Bacteroidaceae(悪玉) の菌数はBM≪GL≪NEOとBMがもっとも少ない傾向がありました。

 

田中ら(1981)もGLとほぼ同一のオリゴ糖であるTOSを用い、健常人5名(25〜35歳)にB.breve1000000000個/日と
TOS 10g/日を併用して投与したところ、B.breve 単独投与よりも明らかに B.breve が増加し、総菌数、Bacteroidaceae,
常在 Bifidobacterium、 Enterobacteriaceae が有意に減少し、菌の代謝に関連する尿中のインディカンおよび糞便中のアンモニア含量も低下することを確認しています。