ラクトース 効果

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ビフィズス菌  (Bifidobacterium)
14種増える
(増えない菌種は赤文字とする)

  • B.adolescentis ATCC 15705
  • B.adolescentis E 194
  • B.adolescentis E 298
  • B.adolescentis E 319  増えない
  • B.adolescentis A 202〜16
  • B.adolescentis E 319
  • B.bifidum E 319
  • B.bifidum S 28
  • B.breve S 1
  • B.breve S 46
  • B.infantis S 12
  • B.infantis I-10-5
  • B.longum M 101−2
  • B.longum E 194
  • B.longum S 3
  • B.parvulorum S 50

ラクトースによって増える乳酸菌

乳酸菌 (Lactobacillus)
11種中10種増える
(増えない菌種は赤文字とする)

  • L.acidophilus F 164
  • L.acidophilus ATCC 4356
  • L.acidophilus Omfl
  • L.plantarum 8136
  • L.casei 8138
  • L.fermentum 8137
  • L.fermentum KD-26-5  増えない
  • L.fermentum XZ cae
  • L.fermentum F 275
  • L.salivarius ATCC 11741
  • L.salivarius ATCC 11742

オリゴ糖の中でも優れた有機酸生成率を誇る乳糖(ラクトース)

乳糖(ラクトース)はグルコースとガラクトースから成る二多糖類の糖で、
人乳中には約6.7%、牛乳中に約4.5%含まれています。

 

乳糖を摂取すると、腸粘膜のβ-galactosidase(ラクターゼ)により、
グルコースとガラクトースに分解されて吸収されます。

 

でもラクターゼ酵素活性の低いヒトでは、乳糖の消化吸収が低下し、その結果、
腸内菌が乳糖を利用する、としています。

 

特筆すべきは、ラクトースを分解できる酵素(ラクターゼ)を持つ菌種が多いため、
乳糖は分解、代謝されて、有機酸を生成されやすいことにあるのです。

 

 

 

一方、乳糖はビフィズス菌が最優勢乳児の腸内では、ビフィズス因子の一つとして考える考え方もあります。

 

平田(1957)は人工栄養児の腸内の糖濃度が低いことから、投与によりビフィズス菌を増加させる糖としては、

 

乳糖が、

 

ブドウ糖、フラクトース、スクロース、マルトースよりも優れていることを示しましました。

 

ここでまた、乳糖を投与したラットの試験をご紹介しましょう。

Schulze ら(1970)のラットを用いた実験では、乳糖投与10〜20日後に Lactobacillus が減少し、
Bifidobacterium が増加することを認め、また、Bacteroidaceae がしばしば消失することも観察している。

 

Morishita ら(1982)はニワトリにおいてProteus, Bacteroides および Clostridium の減少を明らかにし、
Morishita と Shiromizu(1987)はラットのおいて Bifidobacterium の著増を示し、
また乳糖非〜弱分解性 Lactobacillus とインドール産生性Bacteroidesの減少を認めた。
また、田村ら(1978)は、ある種の製菌剤(乳酸菌サプリみたいなもの)投与によるビフィズス菌数の増加は、
それに含まれる賦形剤(下記)としての乳糖の効果が大きいのではないかと考えている。


賦形剤(ふけいざいと読む:錠剤の形を整えたり有効成分が少ないものをまぜボリュームを増したりするために使われるもの)

 

とまあ、色々と書き込んでしまいましたが、

 

他にも乳糖の投与による試験内容はたくさんあるにはあるんですが、
やはり、どれも同じ優秀な試験成績でしたので、
ここでは主なものだけを紹介させて頂きました。