腸 長い 便秘

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大腸が長い人の場合に考えられる便秘解消法と悪玉菌抑制

 

大腸の長さは個人差が大きく、分担解剖学によると

 

日本人の大腸の長さ:
男性:平均161cm  最大:246   最小:99
女性:平均158cm  最大:369   最小:91

 

とその差は1m以上もあります。

じつはこのような結腸過長症は特に直腸に近いS状結腸が長くなることが多くみられるようです。
大見クリニックによると大腸検査では6、7人に1人の割合で見られほとんどの人では便秘の傾向があるそうです。

 

しかしこの大腸が長い場合の便秘も「乳酸を蓄積させる方法」でおそらく改善出来るのではないか?と考えております。

 

 

S状結腸が長くなる根本的原因は短鎖脂肪酸が作られていないからでは?と考えられます

S状結腸が長くなる原因は諸説色々と言われているようですが、私は「便がS状結腸に到達した時に短鎖脂肪酸が作られていないからではないか?」と考えています。

 

短鎖脂肪酸糖はバクテロイデスなどの日和見菌やビフィズス菌などが産生する酪酸、酢酸、プロピオン酸、乳酸などの炭素数が2〜4の有機酸なのですが、これら短鎖脂肪酸は便中に含まれた多糖類と小糖類から作られます。

 

大腸は細菌が短鎖脂肪酸を合成された部分は、盛んに粘液物質を合成し分泌します。
しかし短鎖脂肪酸が産生されにくいS状結腸では粘膜が薄くなり有害物質に対して無防備状態になりがちです。

 

とくに炭水化物抜きのダイエットやバランスの悪い食事などを行うと便中の多糖類含量が少なくなるのでS状結腸に便が到達した頃には尽きやすくなってしまいます。
そうするとS状結腸付近にある便からほとんど短鎖脂肪酸が作られなくなり、悪玉菌も一気に増えます。
しかも短鎖脂肪酸が作られないので必然的に粘膜が薄くなり有害物質の攻撃をまともに受けダランと伸びきってしまうことが考えられるわけです。

 

では短鎖脂肪酸が作られるように多糖類を摂取すれば伸びきったS状結腸を改善できるのか?


伸びきったS状結腸を改善するためにはまずS状結腸付近で短鎖脂肪酸を作らせ薄くなった粘膜を厚くする必要があります。

 

おそらく大半の方がこの時点で便秘になったことに気づき多糖類がたくさん含まれた野菜などを摂取していくのだと思いますが、じつはこの時点で多糖類がたくさん含まれた野菜などをたくさん食べてもほぼ改善することは出来ません。

 

というのも、ただでさえ便の移動速度は時速10cm程度なのにS状結腸が弛緩し蠕動運動が低下するとさらに便の通過速度は遅くなります。
しかもS状結腸が伸びてしまうのでさらに距離が延びてしまいます。
このような状況に陥り短鎖脂肪酸だけをたくさん作らせると大腸がこれをエネルギーにし能動吸収を盛んにさせ、便の水分をどんどん吸収してしまうので結果さらに便がS状結腸で停滞することになるのです。

 

そうするとより一層、悪玉菌が増えやすくなりS状結腸の弛緩を助長してしまうという悪循環に陥ります。
このようなサイクルを作り上げるとさらに便秘が悪化しS状結腸が伸びてしまうので10日経っても排便が来ないという最悪の事態に陥ってしまうのです。

 

どうあがいてもS状結腸が長くなる?!この悪循環から脱出するためにはビフィズス菌に乳酸を作ってもらうしか方法はない?!

このような悪循環に陥ってしまった時、どのような解決策が考えられるか?というと正しい醗酵のスターター役を果たすビフィズス菌に「乳酸を作ってもらう」ことが解決策になるのではないかと考えています。

 

ビフィズス菌が産生する乳酸は大腸の粘膜分泌を促進する効果はありませんが、乳酸でなければ果たせない次の2つの作用によってS状結腸に便が停滞しても悪玉菌が増殖することを防げるのです。

 

乳酸は短鎖脂肪酸と違い大腸に吸収されず100倍も長く大腸内に残るという特徴がある

 

ということは乳酸を蓄積させることによって次のようなことが期待できるわけです。

 

乳酸は大腸に残るので便がS状結腸に停滞しても悪玉菌が増えない
乳酸のモル質量はわずか90.08 g/mol。よって少量で便内の浸透圧を高められ便がガチガチ固まらなくなる!

 

つまり、S状結腸を回復させるために短鎖脂肪酸が作られやすい水溶性食物繊維などを摂っても便がガチガチになったりヘドロ化し逆に便秘が悪化しかねないのですが、
ビフィズス菌がつくる乳酸を合わせて多量に産生させることで、S状結腸に溜まった便から短鎖脂肪酸が産生されるようになるのです。
その結果、腸粘膜も厚くなり有害物質にさらされなくなるので伸びていた平滑筋が改善し蠕動運動が強くなるというわけ。

 

ビフィズス菌に乳酸をダラダラのんびり作らせても意味がない。一気にpH5.5以下になるように作らせよう


しかし上記のような乳酸の効果を得るためには、速やかに大腸内のpHが5.5以下になるように乳酸を一気に多量に作ってもらう必要があります。

 

というのも乳酸を再利用する菌がいるためこれが繁殖しては元も子もありません。
しかし乳酸を再利用する多くの菌はpH5.5以下で抑制されるのです。

 

つまり一度乳酸の生成によってpH5.5以下にしてしまえば乳酸はどんどん蓄積する方向へ導けるということになりますよね?

 

ではどうやれば乳酸を蓄積させることができるの?

 

ここまで色々とややこしく説明してきましたが、乳酸を蓄積させる方法は誰でも簡単に出来ます。

 

その方法論の詳細はこちらで解説しますね。