悪玉菌 減らす 方法

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悪玉菌を減らしても意味はない?思わぬ原因が便秘や下痢を治りにくくしガスによる腹痛を招いている!


この記事は悪玉菌が増える原因の続き。
おそらく大半の人は便秘やガスによる腹痛、下痢などの原因は「悪玉菌によるもの」だと考えているかもしれません。

 

しかしじつは「有益であるはずの”痩せ菌”と評されているバクテロイデスが増えたこと」があなたの便秘を治りにくくし、ガスの発生を招いている可能性が大!なのです。
症状:

便秘だけど下剤なしでも3〜6日に1回と定期的に出る
野菜やヨーグルトなどを食べると浸透圧性の下痢を頻繁に起こす
ガスが異常に多く発生し腹痛を起こす
大腸が長いと診断され便秘症である
野菜や水溶性食物繊維、ヨーグルトなどを食べると便が硬くなったり腐敗臭が増す
コロコロ便が出る
便秘が中々改善しない
便臭がひどい臭い

 

これら症状の内、悪玉菌を減らすことで直に改善できる症状は「便臭がひどい臭い」だけなのです。

 

上記8つの症状は

  • 「悪玉菌によるもの」
  • 「痩せ菌バクテロイデスによるもの」
  • 「腸内菌の減少によるもの」

の3つの原因に分けることが出来ます。

 

この3つの原因は根本的に大腸内に”ある物質”が存在していないから生じるのです。

 

”痩せ菌”と評されるバクテロイデスとビフィズス菌。心身にストレスがあると増えるバクテロイデス


これら症状はなぜ起きるのか?
メディアに取り上げられ”痩せ菌”とし瞬く間に世間に知られるようになったバクテロイデスとビフィズス菌ですが、

バクテロイデスが増えるとガスの異常な発生やビフィズス菌が増えにくい状態を招き、結果、悪玉菌が増える

と考えられ、便秘を治りにくくしガスによる腹痛を招いているものの正体なのです。

 

では、なぜバクテロイデスが増えると便秘が治りにくくなってしまうのでしょう?

 

なぜバクテロイデスが増えると便秘が治りにくくなってしまうの?

悪玉菌が増える原因の記事でも解説しましたが、バクテロイデスが痩せ菌と言われる由縁は、便中に含まれる多糖類がタンパク質より割合多い場合に、短鎖脂肪酸と呼ばれる”酪酸、酢酸、プロピオン酸”などの有益な有機酸を産生する日和見菌だからです・・・。
(バクテロイデスはタンパク質が多糖類より割合多い場合、アンモニアとインドールを産生する悪玉菌としての性質も持ち合わせています。)

多糖類ってなに?

多糖類とは、ブドウ糖(グルコース)、ガラクトース、フラクトースなどの単糖類(これ以上分解しようがない最も小さい糖類のこと)がたくさん結合した大きな糖の塊です。
イメージ的に言えば、

  • 単糖類が2〜5個ぐらい結合したものが小糖類(オリゴ糖)。
  • 単糖類が100〜1000ぐらい結合したのが易分解性水溶性食物繊維
  • 1000〜5000ぐらいだと水溶性食物繊維
  • 10000〜不溶性食物繊維

という具合に分けることが出来ます。(キッパリと分子量によって分類されていない)

 

このように説明すると「じゃあ、多糖類さえ摂取すればバクテロイデスは有益な短鎖脂肪酸を作ってくれる良い菌なのね!」と思われるかもしれません。

 

実際にバクテロイデスは多糖類さえしっかりと摂取すれば有益な物質を作ってくれる良い菌ではあるのです。

 

しかも短鎖脂肪酸は酸性の物質なので一時的に悪玉菌を抑制する効果もあります。

 

悪玉菌を減らす物質とは?

悪玉菌を抑制できるのは唯一、酸性の物質である酪酸や酢酸、乳酸などの短鎖脂肪酸だけです。
短鎖脂肪酸は先ほども説明したように多糖類、小糖類から作られます。
従ってサプリなどで菌を多量に摂取しても悪玉菌は全く減っていきません。
抗生物質様(抗生物質に似た物質ということ)を微量に産生する菌もいますが微量すぎるので無視。

 

ではなぜ有益な物質を作り出すバクテロイデスが増えると便秘が中々改善しないのかというと・・・

便秘になってしまう根本的原因とそれを悪化させるバクテロイデスと悪玉菌との関係

便秘の多くは悪玉菌が作り出す有害物質によってS状結腸辺りの平滑筋が弛緩(ダランと伸びること)したりむくんだりするため、S状結腸だけが蠕動運動が低下しているのでここから先へと便を送り出せないことが原因です。

そして3日〜ごとに1回と排便が遅れる理由はS状結腸が機能していないので、有害物質に汚染されていない下行結腸に便が溜まってようやく下行結腸の蠕動運動によって押し出せるようになるからです。
もっとひどい状態になると下行結腸まで汚染され、10日以上の便をため込まないと出ないという状態に陥ります。
10日間もため込むとS状結腸に溜まった古い便はガチガチになり、強力な下剤を使わないと出なくなってしまうのです。

 

S状結腸が汚染される根本的な原因

なぜS状結腸が有害物質に汚染されるようになってしまったのかというと、
たとえば・・・

  • 大腸が長い
  • 過度の多糖類(炭水化物)抜きのダイエットを行う
  • 多糖類(野菜)の摂取が少ない
  • 自律神経などの乱れで一時的に蠕動運動が停滞
  • 抗生物質によって善玉菌が減少

このようなことが根本的な原因となって有害物質がS状結腸で作られやすくなり汚染されるようになるのです。
便の移動速度は非常に遅く1時間で10cm程度しか進みません。
わずかな蠕動運動の低下であっても便の通過スピードは遅くなります。

 

移動速度が遅くなると便中の多糖類が細菌に利用され底を尽きた状態でS状結腸に到達するようになるので、悪玉菌を抑制する短鎖脂肪酸が作られなくなりS状結腸付近で一気に悪玉菌が増えてしまうのです。
そうするとさらに便秘が悪化していきます。

 

ビフィズス菌が腸内を長期間、酸性する”ある物質”を作れないとバクテロイデスがガス発生しつつ暴走!結果、便通が悪くなり悪玉菌も増える


意外にもこのような便秘の悪化にさらに拍車を掛けてしまう食事法が「便秘に効果的な食べ物を食べること」です。

 

そして「便秘を解消しようと野菜やヨーグルトを食べてもお腹が張るし、便はガチガチになるし、悪玉菌も一向に減らないんです」といった症状を作り上げているのがバクテロイデスだと考えられます。

 

 

なぜバクテロイデスが悪玉菌を増やし便秘の悪化を助長させているかというと・・・

 

↓↓↓

 

先ほども言ったようにバクテロイデスはビフィズス菌と同じく多糖類から短鎖脂肪酸を産生するのですが、この短鎖脂肪酸には大腸上皮細胞の主要なエネルギー源となり大腸になくてはならない超重要な必須有機酸です。

 

そして大腸の上皮細胞に付近に到達した短鎖脂肪酸を速やかに吸収します。
従って短鎖脂肪酸が悪玉菌を抑制できる時間は極めて短時間!

 

しかも・・・・!

 

ビフィズス菌が”ある物質”を作りだせないでいると、短鎖脂肪酸を吸収した大腸は能動吸収(エネルギーを利用した吸収)を盛んにさせて便がガチガチになるまで吸収していきます。

 

そうすると便の移動速度はさらに遅くなります

 

移送速度が遅くなるとS状結腸に到達した頃の便中の多糖類は短鎖脂肪酸に変換され底を尽きた状態。
そうするとS状結腸付近で悪玉菌を抑制できる物質は一切無くなり一気に悪玉菌が増えていくのです。

 

さらに最悪なことに腸のバリア役を果たす粘液(ムチン)は短鎖脂肪酸を原料にし合成され、また短鎖脂肪酸が粘液分泌を促進させているのですが、上記のように短鎖脂肪酸が作れらないとS状結腸の粘膜が薄くなり、有害物質をブロックすることが出来なくなってしまうのです。

 

こうなるとS状結腸は悪化の一途を辿ってしまい一向に便秘が解消できなくなってしまいます。

 

 

バクテロイデスが増えていく原因はビフィズス菌が乳酸を作れずにいるから

  • 便をガチガチにしてしまうのも、
  • 悪玉菌の増殖を助長しているのも、
  • ガスをたくさん作ってしまうのも

(短鎖脂肪酸を生成する過程でバクテロイデスはガス産生菌で、ビフィズス菌はガス非産生菌)
バクテロイデスが多糖類から短鎖脂肪酸をどんどん作り出しているからということはお分かりでしょうか?
しかもバクテロイデスが多糖類を奪っている限りビフィズス菌は増えていきません。

 

では、なぜビフィズス菌が増えずにバクテロイデスが増えていくのか?というと、それはビフィズス菌が乳酸を作れないからなのです。

 

ビフィズス菌が乳酸を作りpHが5.5以下になるとバクテロイデスの暴走を抑制し悪玉菌も減る


先ほども説明に挙げましたが、バクテロイデスやビフィズス菌が産生する短鎖脂肪酸は悪玉菌を抑制しますが、大腸に速やかに吸収され抑制できる時間はごく短時間です。一方、ビフィズス菌は酢酸などの短鎖脂肪酸を産生しますが、乳酸という大腸内では特殊な働きをする有機酸も産生します。

 

乳酸は他の短鎖脂肪酸と違い大腸に吸収されず、長時間 大腸内に留まります。
しかも大腸に長時間留まるので大腸内のpHをどんどん酸性にしていきます。

 

乳酸が蓄積しpHが5.5以下になると暴走していたバクテロイデスが抑制されてい