腸内環境 改善 便秘

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腸内細菌が整うとどうして便秘が解消するの?


ここでは未だに曖昧である「そもそもなぜ腸内環境を整えると便秘が解消できるのか?」について考察してみたいと思います。
で、おそらくですが、たぶんここに記載する内容以上に納得の出来る説明はまだネットでは見当たらないと思います。

 

後半から仮説がほとんどではありますけど、
この仮説を元に解消法を実践したところ驚いたことに腸内リセットや大蠕動促進方法、カイテキオリゴやガセリ菌ヨーグルトを摂取しまくって多少は良くなったものの安定はしていませんでしたが、そんな便秘がウソのように改善したのです!!(>ω<。)

 

今まで不溶性、水溶性食物繊維やヨーグルト、オリゴ糖の摂取や自律神経のコントロールなどを行っても解消できなかった理由は、これから説明する内容でほぼ合点がいくのではないかと思います。

 

さて、まず「腸内環境が整うとなぜ便秘は解消できるのか?」を解説するよりも「腸内環境が悪化するのとなぜ便秘になるのか?」から説明した方が分かりやすいかも。

 

腸内環境が悪化すると便秘になる原因はS状結腸付近が有害物質に汚染され弛緩しているから


便秘が慢性化する原因は主に大腸がゴムのように伸び弛緩するからだと言われていますよね?
そして特に弛緩しやすい場所は、便が停滞しやすいS状結腸付近。
   ↓↓↓

しかも一旦S状結腸が弛緩し伸びてしまうと蠕動運動は低下するし、30cm〜50cmも伸びてしまうと便の移動距離も長くなってしまいます。
便の移動速度は健常者でも時速10cm程度。
30cm伸びるだけで3時間も長く便が停滞することになります。

 

しかも弛緩し蠕動運動が低下しているので、時速5cmと遅くなってしまうと6時間も長く便が停滞してしまいます。

 

こうなってしまうと便の水分が吸収され硬くなり、S状結腸の蠕動運動だけでは便を外へ送り出すことが出来ず、下行結腸に食べ物が溜まり、押し込まないと排便が出来なくなってしまいます。
この期間が便秘3日だったり5日だったりするわけです。

 

これがさらに悪化し上の方まで汚染されるようになると今度は下行結腸付近まで弛緩してしまいひどいときには10日〜20日も出なくなってしまいます。この時点になると下剤を10錠以上飲んでも横行結腸の蠕動運動では押し出せなくなることもあるようです。

 

大腸が長いと診断された方もおそらくこのような弛緩によって長くなっている可能性があります。

 

なぜ有害物質によって腸は弛緩するのか?原因は2つです


なぜ、有害物質によって腸は弛緩するのか?というと原因は次の2つが考えられます。

短鎖脂肪酸を産生する腸内菌が少ないから
腸内菌がたくさん居ても短鎖脂肪酸の原料となる多糖類を摂取していないから

この2つが原因として考えられるわけですが、どちらも結局「短鎖脂肪酸が作られていないから」ということになります。

短鎖脂肪酸って何?

短鎖脂肪酸とは酪酸や酢酸、プロピオン酸、ギ酸、乳酸などの炭素数が6以下の原始的な有機酸を言います。
主に糖分解性細菌であるバクテロイデスやクロストリジウム、大腸菌、ビフィズス菌が多糖類、小糖類を一度、単糖類に変換して短鎖脂肪酸を産生します。

 

ではなぜ短鎖脂肪酸が作られないと弛緩するのでしょう?


大腸の粘膜であるムチン(糖鎖)は短鎖脂肪酸を原料にし、短鎖脂肪酸によって分泌が促進されます。
よって短鎖脂肪酸の産生量が少ないと大腸の粘膜は薄くなってしまうわけです。

 

そうするとバリアが無くなってしまうので有害物質にさらされやすくなり平滑筋が伸び弛緩するというわけです。
短鎖脂肪酸は局所的に働くので、短鎖脂肪酸が産生されにくいS状結腸のみ粘膜が薄くなり弛緩していると考えられます。

 

短鎖脂肪酸産生菌はオリゴ糖によって簡単に増えるし、オリゴ糖からたくさん短鎖脂肪酸が作られやすいのですが・・・・!?

 

先ほどちょこっとだけ触れましたが、短鎖脂肪酸は多糖類、小糖類から産生されます。
非糖分解性菌であればアミノ酸から短鎖脂肪酸を産生できます。

 

これら多糖類の内、

最も短鎖脂肪酸が生成されやすい糖類は、小糖類です(オリゴ糖のこと)
また短鎖脂肪酸を産生できる菌を一気に増やせるのもオリゴ糖です。

 

しかし!

 

ここに盲点があります。

 

オリゴ糖だけだと短鎖脂肪酸の産生スピードが速すぎて、便がS状結腸付近に到達した頃には既に便中から無くなってしまい意味がないのです。

弛緩したS状結腸を改善するためにはS状結腸付近で短鎖脂肪酸を産生させなければ回復しません。(短鎖脂肪酸は局所的に働くので)

 

そこで考えられる手立ては、産生スピードが緩るやかで持続性のある多糖類である水溶性食物繊維を摂取するという方法です。

 

多糖類を摂取しても・・・?!


オリゴ糖を摂取しても即、短鎖脂肪酸に変換され大腸の吸収されてしまうのであれば、持続性のある水溶性食物繊維ならいけるかもしれない!とやってはみたことがあるのですが、出た便はヘドロ状の悪臭便か、ガチガチの便か、どちらにしてもさらに便秘を悪化させるという状態を招く結果となったことがあります。

 

その理由は次のようなもの

 

理由1:S状結腸の蠕動運動が低下した状態だとじわじわと産生される短鎖脂肪酸が大腸の能動吸収を促進して便がガチガチになる
理由2:どうあがいても腐敗に傾くS状結腸付近に水溶性食物繊維が多量に届くと硫化水素産生菌がヘドロ物質を作り出す

 

おそらく便秘が3日以上の方の多くは水溶性食物繊維を摂ると、ヘドロ臭(または悪臭)や便がガチガチのどちらかになってしまうのではないしょうか?

  • 前者は水溶性食物繊維から短鎖脂肪酸を産生するバクテロイデスが原因で、腸内菌が多い場合によく発現します。
  • 後者は細菌数が少ないと未消化の水溶性食物繊維から放出される遊離Hイオンを利用してヘドロ物質を産生されてしまうことが原因。

 

細菌が多いと便がガチガチになるし、少ないとヘドロ物質が産生される・・・・Σ( ̄ロ ̄lll)どうしようもない状況に

 

このように何を試しても改善できないという状況に陥ってしまうのではないか?と考えられるわけです。

 

 

私がたった一つ見落としていたことがとんでもない打開策に!

S状結腸の弛緩を改善し蠕動運動を回復させるには、

S状結腸で有害物質を作らせないこと
S状結腸で短鎖脂肪酸を作らせること

たったこの2つを達成させれば良いということはすでに分かっていたことでしたが、そのためにオリゴ糖を摂取したりヨーグルトの菌を送ってみたり水溶性食物繊維を摂取したりと散々仮説を立ててやってみたものの一向に改善できなかったのです。

 

つまりどう短鎖脂肪酸を発生させようとも最終的に良い結末にはならなったということ。

 

なぜ?

 

  • 「短鎖脂肪酸を産生させれば悪玉菌を抑制できるはずでは?」
  • 「短鎖脂肪酸を産生させれば弛緩したS状結腸を改善出来るハズなのに余計に悪化するってどういうこと?」

 

色々と考えて実践したものの結果は惨敗。
腸内リセットやヨーグルト、オリゴ糖などで多少は良くなるものの思うような結果には至りませんでした。

 

同じものを食べているのに子供の便と大人の便が違うのはなぜ?


何らかの要素が足りないことは薄々感付いていたのですが、それが何なのかは全く分かりませんでした。
が、あるとき何が舞い降りてきたのかは分かりませんが(便秘の神様?)あるきっかけで足りないものが何なのかがようやく発覚したのでした。

 

とあるとき我が子のうんちをたまたま目にすることがあったのですがそれを見て驚愕!
「うんちがめっちゃ黄色いじゃん!なんで?同じ食事をしているはずなのに?」
「しかも私はオリゴ糖だのヨーグルトだの摂取しているのに?」(子供を差し置いて?!w)
この違い過ぎる便性の要因は何なのだろう?

短鎖脂肪酸のうちビフィズス菌が生成する乳酸が多いか少ないか?で腸内環境が180°劇的に変わる!


そして我が子のうらやましすぎる便性をヒントに足りない要素がついに発覚したのです!

 

短鎖脂肪酸のうち乳酸だけが大腸に長期間留まる

 

なんと短鎖脂肪酸のうち、ビフィズス菌などが産生する乳酸だけが大腸に長時間留まることを知ったのです。

 

 

ということは・・・!!

 

S状結腸の弛緩を改善するには乳酸が必要不可欠だった!?


S状結腸が弛緩し蠕動運動が停滞している限り、どんな食事をしても最終的に腐敗に傾きます。
これまでは腐敗に傾かないよう、短鎖脂肪酸を産生させれば良いのではないか?と考えていましたがこれはおそらく誤りです。

 

というのもこれまで説明してきたように、

短鎖脂肪酸だけ生成されても悪玉菌を抑制できるのは極めて短時間

短鎖脂肪酸が産生されやすい多糖類やヨーグルトを摂取すると、一時的に悪玉菌は抑制出来ますが、大腸は生成された短鎖脂肪酸を1時間以内に吸収してしまいます。ですから短鎖脂肪酸を作らせても悪玉菌を抑制できるのはあまりにも短時間過ぎるのです。

短鎖脂肪酸だけ生成されると便がガチガチになる!

しかもオリゴ糖やヨーグルトなどで短鎖脂肪酸産生菌を増やしてしまうと、便中の多糖類から短鎖脂肪酸がどんどん作られ、大腸がそれをエネルギーに能動吸収を促進させます。そうするとS状結腸付近で便がガチガチになってしまいます。

しかし短鎖脂肪酸産生菌が減少すると下痢か、とんでもない悪臭便に!

しかし逆に短鎖脂肪酸産生菌が減少している状態でもある悪化した腸内環境下で多糖類を摂取すると、浸透圧性の下痢を引き起こすか、あるいはS状結腸に留まってしまうとヘドロ化してしまいとんでもないドブ臭のする便になってしまうのです。

 

でも、あくまで短鎖脂肪酸は作られ続けなければいけない

このように短鎖脂肪酸が発生すると便がガチガチになったり、逆に短鎖脂肪酸を産生する菌が少ない状態で食物繊維が未熟で残ると悪臭便、あるいは浸透圧性の下痢を起こします。
ですが短鎖脂肪酸はあくまで絶えず産生されなければいけません。
なぜなら大腸は短鎖脂肪酸に依存した器官ですし、そもそも大腸のバリアも薄くなり弛緩を悪化させます。
しかも粘膜がたくさん分泌されない状態では便通も悪くなり、善玉菌の棲家も減ってしまいます。

 

腸内菌の棲家が減ってしまうと食べ物が大腸に到達するとその食べ物に含まれた糖類が利用されないことになり浸透圧性下痢も引き起こすようになるのです。

 

ですがこれら問題の全てを解決に導くたった一つの物質があるのです。

 

それが大腸内に長期間留まる乳酸なのです!

 

ここから仮説多し

↓↓↓

 

やはり腸内環境も土壌微生物と同じく乳酸を中心にバランスをとっていた!


乳酸が大腸に留まる理由は他の短鎖脂肪酸と吸収経路が異なるからなのですが、乳酸を産生する主力菌はビフィズス菌。
しかし何の因果があるのか分からないけど土壌微生物に携わっていたときにも「乳酸菌が作り出す乳酸が土壌を正しい醗酵へ導く」(そうか病菌などを除き)ことや農家さん曰く「失敗しないように醗酵させるにはまず乳酸菌に乳酸を作ってもらえ」とよく聞かされていました。(耳たこできるほどw)

 

そういえば赤ちゃんは母乳に含まれたオリゴ糖によって限定的に乳酸産生菌であるビフィズス菌を増やします。
腸内といえど正しい醗酵のスターター役はやはり乳酸なのかも。

 

だから大腸には乳酸を吸収しないシステムが存在しているのかもしれない!と何か核心に触れたかの如く、乳酸が産生されることでどのような影響が考えられるかを徹底的に考察してみたのです。

 

乳酸が産生されると大腸内でどのようなことが起きるか?

 

乳酸がpH5.5以下になるぐらいまで蓄積するとバクテロイデスの暴走が止まる

じつはこれ、試験した後で気付いたのですが、乳酸がたくさん産生されるようになると大腸内でのガスの発生が少なくなります。
乳酸が蓄積されpH5.5以下になると悪玉菌の酵素が働かなくなるだけでなく暴走しまくっていたバクテロイデスも大人しくなるようです。

 

乳酸が産生すると便が全く硬くならない

これについてもすでに私が試験済み。乳酸が産生されるようになると便が全く硬くならないのです。
というのも乳酸は他の短鎖脂肪酸よりも100倍も長く留まるので蓄積すると、浸透圧が高まり大腸が水分吸収できなくなるからです。

 

乳酸が産生されると便色が黄色になる

これも試験して滅茶苦茶驚いたのですが、乳酸がたくさん作られると便色が赤ちゃん並みに黄色になるのです。ちなみに赤ちゃんのうんちが黄色の場合pH4.5ほどの強酸性。黄土色で5.0、茶色で5.5ほど。

 

乳酸が作られるとS状結腸に停滞した便も腐敗しない

試験を行っている初期段階ではまだ便秘だったのですが、4日ぶりに出た便でも黄色でした。これは狙い通り、長期間でも全く悪玉菌が増えていないと判断して良いのでは?
このような結果から次のようにすれば弛緩したS状結腸を回復させることが出来るのではないかと考えました。

↓↓↓

弛緩したS状結腸を回復させるには?

まだ仮説ではありますが、私自身がこの仮説を試験し便秘を改善させることができたのでほぼ間違いないのではないかと考えております。

まずは1週間かけてビフィズス菌を多種類活性化できる糖類を摂取していく

ビフィズス菌を多種類活性化させると必然的にバクテロイデスも増えるのでこの時点ではお腹が張りやすい

 

乳酸が産生されやすい糖類を多めに、必ず食事ごとに摂取。これを便秘が改善されるまで行う

ビフィズス菌が増えていない内から糖類をたくさん摂取しても下痢を起こすだけなのでポイント1の工程を踏むことが大事。
そしてこの期間が最も重要です。
この時点で乳酸がたくさん作られるので1の工程で増えたバクテロイデスも大人しくなり腸内環境が激変しお腹の張りが無くなる。
食事内容によってはバクテロイデスがまた暴走するので、必ず食事ごとに糖類を多めに摂取。

この期間は意識的に水溶性食物繊維も摂取

この期間は意識的に水溶性食物繊維を摂取しした方が良いと思います。(私が使ったのはえん麦由来のオートミールです)
というのも短鎖脂肪酸も長く穏やかに作られ続けないと腸粘膜が厚くならないので、水溶性食物繊維を摂取しないと中々改善出来ないのではないか?と考えております。
この工程を行う期間は便秘が改善されるまで行う方が良いと思います。
このような状態を大腸内に作り上げれば、これまでS状結腸付近で腐敗に傾いていた便から安定して短鎖脂肪酸が産生されるようになるためかなり短期間で改善できるのではないでしょうか?

 

これで一向に解消できないという場合は、元々の原因が「体内時計と排便のリズムが一致していない」可能性が高いです。
で、私も一致していなかったようでこの解消法をやりながら「朝起きて10分以内に冷たい水を一気に飲む」、「朝ご飯を一口食べる」を実行すると必ず便意が来るようになりました。以前はこれやっても全く出なかったんですが、おそらくS状結腸が改善したせいかもしれません。

 

 

 

とこのような仮説をもとに実行した結果、私は見事、便秘を改善することが出来たのです。
食物繊維の摂取で便秘が悪化する理由もヨーグルトを食べても改善できない理由も「バクテロイデスが邪魔をしビフィズス菌が乳酸を作り出せないでいるから」。この一つで説明が付くのでは?
少なくとも私がこれまでやってきた解消法の中でも最も理に適っているのではないか?と思っています。

 

ですがこの内容は実際に腸内でこのようなことが起きているかは定かではありませんので、実行するかしないかはもちろんあなた次第でございます。

 

 

試してみたいという方はこちらをご覧くださいね。