ファスティングジュース 作り方

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ファスティングジュースを飲む前に注意したいこと


ここでは、松生恒夫の著書「便秘薬をやめて便秘を治す!」に掲載されていた「ファスティングジュース」を若干アレンジしてご紹介します。
(変更点はヨーグルトをスキムミルクに変更したこと。)

 

このファスティングジュースを1日断食した後に飲めば「短鎖脂肪酸が産生され傷んだS状結腸の回復に期待できる」というのが狙いです。

 

で、著書通りにファスティングジュースを断食後に飲んでみたのですが、「バクテロイデスによるガス産生がひどくてお腹がめちゃくちゃ張り」ます。
そこでバクテロイデスを抑制してみてはどうか?と考え、ヨーグルトではなくスキムミルクに変更したのです。

 

結論から言うとガス産生は若干マシにはなり、4,5日だった便秘が3,4日程度と少しだけ改善したように思います。
(アントラキノン系下剤を使うとしばらく蠕動運動不全になりめちゃくちゃお腹張ります。)

 

ファスティングジュースの材料:

 

材料は、

 

 

果物(種を形成するトマトやキュウリなどの果菜でも可)
にがり(または岩塩でもOK)
エキストラバージンオリーブオイル(非加熱)
スキムミルク(注:下記参照)
水(または豆乳など)

 

の5つを使います。

 

 

材料に果物とありますが、その理由は
果物は自身に分解酵素を含んでいるため消化器にほとんど負荷をかけない優れもの
しかも、分解しやすくなった繊維質を善玉菌が利用するので野菜より効果が高いのです

 

 

それからにがりですが、にがりに含まれたマグネシウムは腸管の神経細胞を回復させたり、浸透圧により腸から水分を引出し、便を柔らかくしてくれるなどの効果があるようですが私の場合ほとんど変わりはありませんでした。

 

また、消化、代謝酵素の活性基はミネラルなので大腸に生のまま届くことを若干食い止めることができます。

 

エキストラバージンオリーブオイルに含まれているオレイン酸は慢性の便秘を改善してくれる効果が期待できます。
熱処理していないオリーブオイルを使いましょう。

 

注意:スキムミルクは”牛乳を飲むと下痢をする”人だけ使えます。

スキムミルクの50%は「糖分」と記載していることが多いですがこれは全て乳糖(ラクトース)なのです。
そこで果物の繊維質を利用することでなるべくたくさんのビフィズス菌を増殖させるようにするのです。

 

ただし乳糖が効果的な人は「牛乳を飲むと下痢をする、お腹が緩くなる」という人だけに限られます。
というのも牛乳を飲むと下痢をする原因は、
乳糖を分解するラクターゼ酵素の分泌量が低下しているために小腸で分解出来ず、浸透圧によって「乳糖を含んだ水分が吸収されないまま大腸に届く」からです。乳糖が大腸に届くということはビフィズス菌のエサになります。

 

「でも、ずっと下痢が続くんじゃない?」と思われるかもしれませんが、
乳糖が大腸に届くと次第にビフィズス菌が増えるとともに短鎖脂肪酸に効率よく変換してくれるようになるので少しずつ下痢をしなくなっていきます。

 

逆に牛乳を飲んでも下痢をしないという人は途中で乳糖が分解され大腸に届かず、ビフィズス菌のエサにならないのでご注意を。
このような方の場合、こちらのオリゴ糖を使うようにしてください。

 

ファスティングジュースの作り方

作り方と言ってもミキサーで混ぜ合わせるだけなんですが、

 

材料:

(下記に便秘解消に効果のある果物を掲載しておきましたので、それら一覧から、手に入りやすいものを使っていただいて良いですよ。)

 

「バナナ×半分」+「リンゴ×半分」  
スキムミルク×大さじ1〜3(ビフィズス菌が増えるとともに下痢をしなくなるので少しずつ増量させ最終的に大さじ3で)
エクストラバージンオリーブオイル×大さじ1
にがり×大さじ1
水×コップ半分〜1杯

 

割合はこれぐらいです。

 

これらをミキサーにかけるだけ。

 

ファスティングジュースには次の果物または果菜を使います

  • イチジク
  • トマト
  • キュウリ(ただしビタミンC分解酵素含む)
  • カボチャ
  • オレンジ
  • キーウィフルーツ
  • パイナップル
  • バナナ
  • ブルーベリー
  • プラム
  • プルーン
  • みかん
  • りんご

これらが便秘に効果的な果物です。

 

でも、その時期に手に入りやすいものであれば何でも構いません。

 

果糖が気になるという方であればトマトやキュウリを使ってみて下さい。

 

ビタミンC分解酵素が気にならないという方はキュウリは安いのでオススメです。

 

 

また、オリゴ糖が含まれる食べ物もありますが、ほとんどの食材は火を通さないと使えませんので結構面倒です・・・。

豆知識:オリゴ糖がたくさん含まれる食べ物

オリゴ糖は野菜や豆類だけでなく魚や肉類にも含まれています。
最も含有量の高い食品から挙げていくとヤーコンが最もオリゴ糖が多く含まれバナナは意外と少ないようです。
(100g当たりのオリゴ糖含有量:ただし水分率によって含有量が大きく変化)

  1. ヤーコン:5.8〜8g
  2. 大豆:4〜6g(乾物)
  3. 甜菜:4〜5g
  4. ささげ:4g
  5. ごぼう:3〜4g
  6. えんどう:2.6〜3.4g
  7. 小豆:2.0〜3g
  8. 緑豆:2.4g
  9. はちみつ:1.7g
  10. 豆乳:0.5g
  11. バナナ:0.4g

となっています。

 

 

果物の最大のメリットは果物自身が持つ分解酵素によって繊維質が低分子化されること

果物や果菜のように中に種を形成する植物はそれ自身に分解酵素を含んでいるため、
消化酵素が多少弱まっていても未消化のまま大腸に到達しにくいという性質があります。

 

さらに果物や果菜類に含まれた繊維質の最大のメリットは、
繊維質が低分子化され善玉菌に穏やかに代謝され易いため通常の繊維質より悪玉菌に利用されにくいため

 

下手にヨーグルトや乳酸菌サプリなどを摂取し悪玉菌を増やすリスクもある食べ物よりもこちらの方が格段に善玉菌が増えやすい食べ物なのです。

 

市販のフルーツジュースでは効果がない?!

それから「市販のフルーツジュースでも代用できますか?」との問い合わせをいただきますが、

 

繊維質が含まれていない市販のフルーツジュースは便秘改善にほとんど効果が見られませんし、
果糖ばかりが吸収されしかも短鎖脂肪酸は全く産生されないので間違いなく太るのではないかと思います・・・・。

 

ヨーグルトや乳酸菌サプリは全く必要ないのですか?

松生 恒夫先生の腸内リセットでは、
「下剤を飲み排便後、5時間後に乳酸菌サプリを多めに飲み・・・その後ヨーグルトをファスティングジュースに入れる仕様」となっています。
でもわたしはヨーグルトや乳酸菌サプリを使うと悪化することが多かったので必要はないと思います。

 

私の考えをあなたに押し付けるつもりはないので、
「ヨーグルトも摂取したい」というのでしたら使ってみても良いと思います。

 

わたしの考えで恐縮ではありますが・・・、
「善玉菌を増やすなら絶対、菌を摂取した方が良いに決まってる!」と思われる方が圧倒的に多いと思います。
じつはこのような考え方は私が以前携わっていた農業という分野でもかなり根強く浸透していました。

 

ですが・・・

 

菌を摂取しても環境を整えない限り(つまりこの場合は、大腸内にエサがあること)増えることはほぼないと思います。
というより大腸に環境を(エサを)作り上げ既存菌を増やした方が遥かに効率よいです。

 

これは私が土壌微生物という分野で試験に試験を重ね行き着いた結論です。

 

有用菌をどれだけたくさん土壌に施しても生物叢に変化はなく有害菌を抑制することは出来なかったのに対し、
有機物(エサとなる発酵途中の堆肥。完熟堆肥はあまり効果なし)を施すと生物叢が一気に良い方向へ向かうことが圧倒的に多かったのです。
これは大腸内でも同じことが言えます。

 

私たちが食事を見直さない限り乳酸菌サプリやヨーグルトに菌だけじゃなく、腸に既存する善玉菌さえも増えることはありません。

 

なぜなら私たち人も菌も同じ生物です。
生物が生きるためには必ず適した環境とエサが必要です。

 

私たちヒトは南極などの過酷な環境には棲みつけませんし、食べ物なしには生きていけません。

 

ヨーグルトの菌や乳酸菌サプリも同じで、悪玉菌だらけのアルカリ性の環境では生き抜くいですし、棲みつくためにはまず有機酸を産生し腸内を酸性にしなくてはいけません。そのためにはその環境をつくる土台となる多糖類が必要なのです。

 

腸内環境を改善するビフィズス菌の増殖因子はオリゴ糖!の記事で解説しているオリゴ糖を摂取していくと簡単に腸内環境を改善できるのですが、
「出来ればサプリとか使わずに自然に改善したい」といった人もいるのでは?と思い、
今回、このファスティングジュースをご紹介することにしました。
(でも、下剤は使います・・・)
このファスティングジュースはそのような人におすすめです。

 

 

(ちなみにわたしはヨーグルトを作ることは好きでよく作っていたのでその時にやっていたヨーグルトの作り方もご紹介しています)