オリゴ糖 副作用

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オリゴ糖に副作用など何かしらの弊害はないの?


オリゴ糖には砂糖と同じ二糖類が存在しています。
ラクトースやラクチュロース、メレビオースなどがそうですね。

 

砂糖(ショ糖)はその危険性が示唆されてはいますが、あくまでも身体に吸収された後の危険性です。
しかしラクトースやラクチュロースなどはショ糖と同じ二糖類ですが、その多くは分解されずに大腸に届くためか、現時点では危険性を示す文献などは見当たりませんでした。
また、これら二糖類のオリゴ糖はGI値は10程度であるのに対し、同じ二糖類のショ糖はGI値が70近くもあります。
ショ糖(砂糖)のように急激に血糖値を高めて太るといったことは考えにくいですが・・・。

 

敢えてその危険性を挙げるのなら・・・

このようにオリゴ糖は「ショ糖のようにインスリンが過剰に分泌されないので太らない」とされていますが、ある条件の人が摂取すると一度太る傾向があるということ、逆に太っている人は痩せる傾向が高いということが私の試験で分かっています。(オリゴ糖を1日15gの摂取で)

 

どのような人が太るのかというと「痩せすぎている人」や「カロリー制限している人」が一度2、3kg太る傾向が高いのです。
そして2,3kg太るとそれ以後は「食べても太りにくい」傾向があるように感じました。

 

逆に肥満の傾向がある人が1日3回の食事の度に10gオリゴ糖を摂取していくと「痩せる」傾向が高いようです。

 

なぜこのような傾向があるのかというと、

 

大腸内で発生する短鎖脂肪酸の産生量の増減が恒常性機能に働きかけ、

  • 「肥満なら→脂肪を燃焼させよう」
  • 「痩せてるなら→脂肪を蓄積させよう」

と指令を送るためではないか?と考えられます。

 

つまり大腸内で短鎖脂肪酸をたくさん作らせると
「過食によって太りにくい」
「拒食によって痩せにくい」
という体質を作り上げることが可能ということになります。

 

オリゴ糖は「飲み始め」は下痢しやすい

オリゴ糖は摂取し始めの腸内菌がまだ増えていない時期に1回当たり5g〜10g以上摂取すると効率よく短鎖脂肪酸などに変換することが出来ないので、残ったオリゴ糖が便内の浸透圧を高め下痢を生じます。

 

下痢が生じる期間はオリゴ糖の種類にもよって異なり傾向としては、細菌に利用されにくいモル質量の大きい三糖以上のオリゴ糖は5〜15日間ほどと長期間、モル質量が低い二糖のオリゴ糖は2〜5日と短期間の下痢を生じやすいです。

 

下痢の期間が終わってもオリゴ糖の摂取量を少ないまま飲み続けると・・・

これについてはカイテキオリゴとはぐくみオリゴをオリゴ糖の性質から仮説→検証のページでも解説していますが、

 

たとえばダラダラと分解される三糖類のデメリットは乳酸の産生率が低いので摂取し始めの期間はバクテロイデスに代謝されやすいので能動吸収が促進し便がガチガチになりやすいことが考えられます。

 

逆に二糖類だと乳酸が産生しやすいのですが、あまりにも代謝されるスピードが早いので大腸の最奥に辿り着く頃には無くなり、残った乳酸だけが働くことになります。つまり二糖類だと大腸の最奥であるS状結腸では短鎖脂肪酸はされないということになります。

 

蠕動運動を促進するには乳酸も短鎖脂肪酸もどちらも産生される必要があることはすでに解説していますが、短鎖脂肪酸だけが産生されると最終的に吸収されてしまうので便内の浸透圧を維持できる物質が無くなるので便が極端にガチガチになってしまうのです。

 

したがって三糖類と二糖類を合わせて摂取した方が効果が高まりますし、便もガチガチに固まることが無くなります。

 

また、下痢の期間が終わったら摂取量を多くし乳酸の産生量を増やすこともポイント。
便がガチガチになるかならないかは便内に含まれる乳酸の量(浸透圧)で決まるからです。
(短鎖脂肪酸と乳酸の産生割合ではありません。)

 

また、日頃からお腹が張って苦しいという方は、
下痢の期間が終わりオリゴ糖の摂取量を増やし乳酸の産生量を多くしないと便内pHが下降しないので、いつまで経ってもバクテロイデスを減らすことは出来ずガスに悩まされることになります。
pHが5.0ぐらいに下降したら便色が黄色になります。黄色になったら腸内ビフィズス菌優勢になっている証拠。この時からガス産生量が減るのでオリゴ糖の摂取量を減らせば良いです。